ツアーだから味わえる時間
プロのガイドが導く、新しいあなたの世界へ。

日本アルプスとその周辺山域を対象として、登山から古道・信仰道歩き、ハイキングやウインターアクティビティなど様々な山岳ツアーを提供して参ります。
初めて日本アルプスを挑戦したい方、日本古来からの道をゆっくり味わいたい方、大勢の知らない方とのツアーに参加したくない方、できない方、体力や計画に不安のある方、
しっかりしたプロのガイドにより、あなたと相談しながら安全で安心できる山の旅をお楽しみいただけます。
見たことの無い風景や地域の文化に触れ、あなたの山体験は忘れられない旅となることでしょう。
登山・ハイキング・森林浴へ 自然体験ツアー
日本アルプスの名峰から気軽なハイキングまで少人数ツアーをご用意しています。アルプスの景色、ライチョウをはじめ、この地域だけの動物や高山植物との出会いがある多彩なツアーに参加してみませんか?
里街や歴史、古道へ 文化体験ツアー
歴史的町並みを地元ガイドと巡る少人数ツアーをご用意しています。日本アルプスと深く結びついた山岳地域の文化や人々の暮らしを体験してみませんか?
ウインターアクティビティ
世界有数の豪雪地帯で有名な日本アルプスで特別なアウトドア体験をご用意しました。厳冬の絶景とインドア文化体験で、冬ならではの魅力をたっぷり満喫しませんか?
ファミリーアクティビティ
ご家族向けのアクティビティや文化体験をご用意しました。小学生の方でも登れる山歩きや森遊びから動物観察など忘れられない家族時間を過ごしませんか?
カスタマイズツアー
この地域の自然や文化を味わいたい人のために小人数のグループ旅行をカスタマイズでご提案します。アドベンチャーツーリズムやあなたオリジナルの体験ができるツアーを作りませんか?
おすすめのツアー紹介
登山・ハイキングのツアー
はじめに
登山・ハイキングのツアーにはセルフガイドツアーからグループツアーのような、さまざまな形態があります。以下をお読みいただき、一般的な日本での登山・ハイキングに関するルールやマナー、注意すべきことを事前にご確認ください。
ツアー開始日前には別途、詳細な注意事項をお送りいたしますので必ずご一読ください。
地域の自然や人々とふれあい、より豊かな時間を過ごすために、山や山小屋でのルールやマナーを尊重し、より質の高い登山者であることを目指しましょう。
事前の準備
登山・ハイキングを楽しむためにはご自身に合ったフィールド選びが大切です。登山に無理は禁物です。ご自身の体力と経験・技術に少し余裕があるコースをお選びください。
健康に不安のある方、過去に重大な病気や怪我などを患われた方で山行中にその影響が出る恐れのある方、過去に高山病の症状が出た方や高山病の恐れのある方、心血管疾患・呼吸器系疾患・高血圧・糖尿病・消化器系疾患などの慢性疾患をお持ちの方は、必ず医師にご相談の上、お申し込み、ご参加ください。医師から運動を禁止されている方はご参加いただけません。
万が一、登山・ハイキングのリスクが高いことがツアー出発日までに判明した場合、参加をお断りする場合があります。
また、体力不足や傷病等によりガイドが安全登山の遂行に支障が出ると判断した場合、ツアーの途中であっても参加の中止をお願いする場合があります。その際に発生する交通費など諸経費はお客様負担になります。
出発日までにガイドブック等で歩行時間・ルート・装備・危険情報等の情報を入手するなど、ご自身でスケジュール、行程、ルート、宿泊先の情報、登山・ハイキングマナーなどを確認しておきましょう。
日頃よりトレーニングを行い、体力、脚力の維持に努め、体調を整えましょう。
登山中の安全の確保
山の天気や環境によってはコースや行程の変更、またはツアー自体の中止もありえます。予定されたコースや歩行時間は、悪天候、参加者全体の歩行ペース、その他の条件により大幅に変更される場合があります。また、予定の変更に伴い目的の山に登頂できない場合もあります。
ガイドは全体の安全を最優先して行動します。事故防止や円滑なツアー登山運営のため、ガイドの案内・指示にご協力をお願いします。
行程の変更に伴い発生する追加の費用は、理由の如何に関わらず、全てお客様負担となります。予めご了承ください。
ツアー中は団体行動となります。明らかに自己中心的な行動や言動等、他の参加者に迷惑を及ぼす行為とガイドが判断した場合、ツアー中であっても離団していただく場合や、次回からのご参加をお断り又は参加ツアーを制限させていただく場合がございます。
登山開始から終了まで、油断せずに歩きましょう。(下山時の事故、特に滑落には注意しましょう。)
事故などが発生した場合に要する救助費用は、各自の負担となります。(旅行傷害保険・山岳保険等に加入の場合、その保険契約内容に応じて補償されます)
旅行中に被られた一定の損害に対する補償は、当社の旅行業約款・特別補償規定の定めによります。
登山届の提出
登山届は緊急事態の際の捜索、救助活動に必須のものです。登山前に必ず作成し提出しましょう。もし登山する山が県の境界線をまたいでいる場合は両方の県に登山届を提出する必要があります。地域によっては提出が義務の場合があり、提出しない場合は罰金を支払わなければならないこともあり得ます。
ご自身の個人情報(名前、連絡先、緊急連絡先など)と登山のスケジュール、出発の場所と時間、ルート、目的地、下山の予定時間を書きましょう。
また、装備や何日分の食糧を持って入るか、複数名で登るならばメンバー全員の詳細な情報も合わせて記入すると捜索の際に役立ちます。
登山・ハイキングツアーへの申込をいただいた方に対しては、ツアー行程部分に対して弊社が計画書を作成して提出いたします。
旅行傷害保険・山岳保険等への加入
万が一何かが起きてしまった時のために、家を出発する前に、山での捜索や救助活動をカバーする保険に必ず入りましょう。
日本の山岳地帯での捜索、救助は公的機関(警察、消防など)が行います。警察や消防による救助活動は、基本的には無料ですが、民間の救助組織が出動することがあります。民 間組織による救助は、日当や保険代、食事や移動の経費などの費用が発生するのが一般的です。
ケガや病気の場合には、医療費だけでなく、緊急帰国費用なども含め、多額の費用が発生することがあります。
登山・ハイキングのルール
自然に対する配慮;自然環境と動植物に負荷をかけないために以下のことを守りましょう。
● 決められた登山道を歩き、登山道を外れないようにしてください。(例:写真を撮るために登山道を外れることなども禁止です)
● 山に持ち込んだものはすべて自ら持ち帰るのが原則です。ただし、山小屋によっては、購入したものから出るゴミだけは例外的に受け取ってくれる場合があります。
● 指定された場所以外でのキャンプや火の使用は禁止です。
● ペットを連れて行くことは禁止です。
● 野生動物に食べ物を与える事は禁止です。
● 特に国立公園内の特定のエリアでは、植物の採取や葉っぱ一枚、小石一つでも持ち帰ってはいけない場所もあります。
登山・ハイキングのマナー1
人と自然に対する配慮;登山者同士がお互いに気持ちよく登るために以下のことを守りましょう。
● 登山中のすれ違う人との挨拶は大切です。挨拶を交わした人があなたの様子を覚えていて、万が一救助が必要になったときに、どこですれ違って様子はどうだったのか、などの情報を伝えてくれる可能性もあります。
● 登山道での人の行き違いは基本的には登りが優先です。ただし状況を判断し柔軟に対応してください。
● 道を譲る場合は山側で止まって待ちましょう。
● 登山中のラジオや鈴は、例えばクマ対策などの理由がない限り鳴らさないでください。周りの人や動物たちの迷惑になります。
● 喫煙をされる方は指定された場所でお願いします。山行中等、指定場所が無い場合でも、喫煙は周囲の方にご配慮ください。
● 山頂での写真撮影は、他の人にも配慮して速やかに済ませましょう。
● 携帯電話のご使用や会話などは周囲の方にご配慮ください。
● 携帯電話の電源を切るかまたは機内モードにしてバッテリーを温存し、緊急時に備えましょう。
登山・ハイキングのマナー2
● 公共交通機関での行き帰りは荷物の扱いに注意しましょう。邪魔になるようなところにリュックを置かないこと、そして汚れたり濡れていたらザックカバーを利用してください。トレッキングポールやピッケルはカバーをつけ、可能であればザックの中にしまうか、手に持ち、他の人やものを傷つけないようにしましょう。
● 手荷物は自分で管理し、忘れ物や盗難などに注意しましょう。
● 無雪期登山ではトレッキングポールの先端にキャップをつけ、植生や登山道を守りましょ
う。また、使用する場合は前後を歩く人の迷惑や危険にならないように気をつけましょう。
● 落石を発生させないような優しい歩き方を心がけましょう。もし落石を発生させてしまった場合は、「ラーク!」と下にいる登山者に大きな声でしらせましょう。
● 公衆トイレは使用方法を確認してから使いましょう。トイレ維持のためのチップ、小銭も必要です。事前に準備しておきましょう。何より、トイレはまず登山口で済ませておきましょう。
● 植物の種などを他の地域に持ち運ばないために、ひとつの山行が終わったら靴裏の泥を綺麗に洗いましょう。
注意事項
はじめに
登山のフィールドは街中とは異なる点が沢山あります。それは、確かにリスクやマイナス要因になることもありますが、それこそが日常生活を離れた特別な体験となるための重要な要素でもあるのです。以下のことに注意し、安全で楽しい時間を過ごしましょう。
日本の気候について
日本は南北に長い島国であるため緯度と標高差により自然や植生が変化に富んでいます。 また、海に囲まれると同時に標高3000mの山の存在が、狭いエリアや短時間でも急激な気温や天候の変化を引き起こすことも特徴です。自分の住んでいる地域の気候とは全く違うのだということに十分留意し、準備を行ってください。
(参考:https://thejapanalps.com/climb/information/ )
服装と装備について
山歩きの装備と服装はコースや季節・天候・気象条件などによって大きく左右されます。
野外での様々な状況に対応できる装備と服装をご準備ください。
● しっかりとした装備の準備をしましょう。
● 登山靴の再点検を必ず行いましょう。(山行中の靴底剥がれが頻発しています。)
● 衣類や貴重品は小物入れに入れ、防水性の袋に入れ雨や汗から守りましょう。
● 山岳地図は各自でご持参ください。
● 事前にお送りする装備リストを必ずご確認ください。
*ガイドや添乗員が服装・装備に不足があると判断した場合は、ツアー当日であってもご参加をお断りする場合があります。その際に発生する費用は全てお客様負担となります。装備品で不明な点はお問い合わせください。
高山病とその対策
標高が高くなると、高山病への注意が必要となります。
個人差はありますが一般的に高山病は2500メートル程度の標高から症状が現れ始めます。初期症状としては頭痛、息切れ、倦怠感が現れます。症状が進むと吐き気や不眠などの症状が現れ、もっと悪化すると、肺水腫、脳浮腫といった命に関わる症状が現れる場合もあります。
● 出発前の体調を万全に整える;風邪をひいたりして体調が悪いと高度障害は顕著に現れます。
● とにかくゆっくり歩く;これが1番大事です。ガイドはペースを考えて歩きますので指示に従ってください。
● 水を飲む;意識して水を多めに飲んでください。
● 常に腹式呼吸を心がける;常に意識をして腹式呼吸をし酸素を取り入れます。コツは口をすぼめてゆっくり吐き出すことです。
● 睡眠導入剤を飲まない;高地では不眠に悩まされますが、入眠剤あるいは睡眠剤は飲まないようにしてください。飲むことによって呼吸が抑制され高度障害が進んでしまいます。
日本の山小屋について1
日本の山小屋は、厳しい自然環境と限られた資源の中で運営されている宿泊施設です。その役割を理解し、自分のことだけでなく、他の利用者のことも考えて利用しましょう。
● 山小屋には、15時〜16時までに到着するような計画を立てましょう。到着が遅れる場合は、すぐに山小屋へ連絡して到着予定時刻を伝えてください。そうしないと、遭難とみなされて通報される可能性があります。
● 健康状態や天候などの理由で宿泊予定を変更する場合は、必ず山小屋に連絡してください。連絡がないと、遭難したと判断されて警察に通報され、捜索対象になることがあります。
● 夕食は17時〜18時頃、朝食は5時〜6時頃です。詳しい時間は到着時に案内されます。
● 発電機は20時〜21時頃に停止し、照明も消えます。夜間のトイレなどのためにヘッドランプを準備してから就寝してください。
● スマートフォンの充電は、照明がついている時間帯に限り、指定されたコンセントで利用することができます。これには100円程度が必要になることがあります。
● 寝具はすべて提供されます。布団か寝袋が使われることが多いです。快適さと感染症予防のために、スリーピングバッグライナーやタオル(枕カバーとして使用)を持参すると良いでしょう。
● 部屋は相部屋・男女混合であることが一般的です。追加料金を払えば個室を利用できる場合もあります。
● 夜遅くや朝早くに騒音を立てたり、大きな声で話したりするのは控えてください。
日本の山小屋について2
● 建物内では、靴を脱がなければなりません。
● ビール、日本酒、ワイン、ソフトドリンク、コーヒー、軽食などを購入できますが、街中よりはやや高めの価格です。
● ほとんどの山小屋ではクレジットカードは使用できません。
● ゴミは基本的にすべて持ち帰るのがルールです。「持ち込んだものは持ち帰る」が原則です。ただし、山小屋で購入したものに関しては、ゴミを引き取ってくれる場合があります。
● トイレは和式のことがあります。使用済みのトイレットペーパーは便槽に入れずにゴミ箱に捨てる場合があります。宿泊者であればトイレ使用は無料ですが、そうでない場合は
100円ほどかかることがあります。
● 水はとても貴重です。無駄にしないようにしてください。基本的にシャワー等はありません。
● 自然環境を守るために、歯磨き粉や石けんの使用が禁止されていることがあります。
その他注意したいこと
● 水:自然の中にある水はできる限り飲まないほうがいいでしょう。飲むときは煮沸してから飲みましょう。
● 道迷い:日本の山では標識のデザインが統一されておらず、また日本語しかかかれていないこともあります。地図を必ず持ち歩き現在地を確認しながら歩きましょう。もし迷ったら、先へ進まずに自分がどこにいるかはっきり分かるまで来た道をもどりましょう。
● 天気の急な変化:日本の山の天気は急に変わります。20~30分の間に夏なのに冬のように感じるくらい気温と風向き、風速が変わることがあります。真夏であっても日本の山では、毎年低体温症で亡くなる人がいます。急に天候が変わっても大丈夫な準備をしましょう。パトロール、登山ガイド、山小屋の人などからの天気のアドバイスは命を救うことに繋がるので、よく参考にしてください。
● 病気:慢性疾患のある人は、持病薬を必ず携帯しリスクと対策をよく考えてから登山にのぞみましょう。山では状態が悪くなっても頼れる病院はありません。もし天気が悪ければ救助のヘリコプターも飛べません。その場合、救助隊が患者を背負って山を下りなければならなくなり、しっかりした処置が行えない状態が続きます。